活動報告

ホーム > 活動報告 > 基本方針・努力目標・事業計画

行事予定

佐賀県PTA連合会

〒840-0016
佐賀県佐賀市南佐賀3-11-15
佐賀県立佐賀東高等学校内

tel:0952-26-2276
fax:0952-26-2265
mail:sagapren@star.saganet.ne.jp

基本方針・努力目標・事業計画

基本方針

【日本PTA全国協議会綱領】
 公益社団法人日本PTA全国協議会は、教育を本旨とし、特定の政党や宗教に偏ることなく、小学校及び中学校におけるPTA活動を通して、わが国における社会教育及び家庭教育の充実に努めるとともに、家庭、学校、地域の連携を深め、子供たちの健全育成と福祉の増進を図り、もって社会の発展に寄与する。

 令和5年10月の日本PTA九州ブロック研究大会佐賀大会において「SAGAそう 子供の未来 見直そう PTAの力」というスローガンを掲げ我々佐賀県内の各市郡連および各単位 PTAと共に、これからのPTAの姿を見つめ直すことで、様々な問題点や可能性に改めて気づかされた大会となりました。PTAとは保護者と教師が共に学ぶ場所というのが本質です。学びと経験を地域に生かすことで結果的に子供たちのための活動になり、未来に向けての明るい豊かな社会づくりの一助になっているものだと思います。
 昨今の、少子高齢化・情報化など、時代とともに社会環境は大きく変化し、子供たちの心身を健全に育成するための環境は益々厳しさを増している中、いじめ、交通事故や犯罪、自然災害等からいかに子供たちの命を守るための安全教育の問題も大きな課題です。佐賀県PTA連合会として県行政や各社会教育機関、地域との連携をさらに深めていき、共に協働を図りながら一つ一つの諸問題の解決への糸口を見つけていける事業を開催していくとともに以前より推奨している各市郡連と各自治体(市町教育委員会等)との包括・連携協定において、我々はこれからも力強く推進してまいります。また、子供たちのための働き方改革決議について教育現場の先生方のこれまでの献身的な取り組みは、日本の学校教育の高い成果に貢献してきた一方で、大きな負担を強いられてきたのもまた事実です。「日本型学校教育」の良さを維持しながら現状に合わせた体制を作るためにも学校との連携をさらに深め、先生方と子供たちの生き生きとした教育活動を取り戻すために佐賀県PTA連合会として責任をもって進めていきます。
 教育の根底にあるのはあくまで家庭でありその第一責任は親(保護者)にあります。家庭教育こそが、すべての教育の出発点であり家族のふれ合いを通して、子供に、基本的な生活習慣を身に着けさせること、更に倫理観や道徳観などを身につけさせる上で重要な役割を果たしています。家庭教育の学びを基本とし、学校教育で豊かな個性と社会性の発達の手助けとなることを学ぶことが本来のあるべき姿ではないでしょうか。
 「親が親になるために、先生が先生になるために」PTA活動を通して今一度、家庭教育・学校教育の役割を双方が理解し、お互いに学び合い、お互いに譲り合い、お互いに助け合い、お互いの立場を考え尊重するという日本人が古くから大切にしてきた「お互い」からできている互譲互助の精神(和の精神)を子供たちに伝えていく必要性を感じてもらえる「こころ」の醸成が、すべての保護者、先生方に必要なのです。一人の親として、一人の先生として共に協働を図りながら明るく豊かな社会の創造に向け、それぞれの適切な役割を果たしていくことが未来への新たな扉を開いていくことにつながると信じて力強く活動してまいります。

|スローガン|
親が親になるために、先生が先生になるために

努力目標

  1. 組織・運営

     会員の意識と連帯感および資質の向上を図る。

  2. PTA活動の充実と活性化

     県内PTAの親睦と交流を深め共に学ぶために必要な研究活動や情報発信を行い、市郡連PTA活動の支援に努める。

  3. 家庭・地域との連携と地域活動の活性化

     教育の原点は家庭にあることを再認識し、家庭や地域社会の教育力を高めるために学校・家 庭・地域社会がそれぞれ、適切な役割分担を果たし、相互に理解・連携に努める。

  4. 家庭と学校の連携強化

     学校などの働き方改革などに鑑み、家庭や学校、教職員がその役割に応じて本来行うべき職 務を全うできるよう家庭教育の質の向上を推進する。

  5. 情報・資料提供の推進

     PTA活動に関する情報・資料収集及び情報提供を行うなど、会員の学習と共通理解を深め る。
     佐賀県PTA新聞をはじめ地元紙での情報発信及びホームページの充実を図る。

  6. 会員や児童生徒の安心感を確保する取り組み

     単位PTA活動を円滑且つ安全に行うためにPTA安全互助会事業を行う。また、会員及び  児童生徒の日常の生活の安全・安心感の充実のため、小中学校総合保障制度加入を推奨する。

  7. 講演会の実施

     「親が親になるために、先生が先生になるために」をテーマに掲げ、佐賀県全会員のための 事業を実施し、一人の親として一人の先生としての成長を促すきっかけを作ります。

事業計画

  1. 研究・研修活動

    ・PTA広報セミナーへの参加奨励(6月)
    ・理事研修会(7月)包括協定の推進、小中学生総合保障制度の加入促進等
    ・佐賀県小中学校校長会と佐賀県PTA連合会との合同研修会(9月)
    ・佐賀県教育委員会と佐賀県PTA連合会の包括協定を受け、連携・協力会議(10月)
    ・母親研修会(11月)
    ・佐賀県PTA連合会研究大会(12月・鹿島市・嬉野藤津)
    ・佐賀県退職校長会、佐賀県高等学校PTAと正副会長との合同研修会(1月)
    市郡連リーダー研修会(1月)

  2. 広報活動

    ・佐賀県PTA新聞の発行(年間6回)、地元紙での啓発活動
    ・HP(ホームページ)による情報提供

  3. 市郡連PTAの交流事業

    ・市郡連親睦母親交流事業(体験型)

  4. 表彰事業

    ・優良単位PTA及び会員表彰
    ・優良PTA新聞表彰
    ・いじめ防止標語コンクール出品奨励

  5. 市郡連・単位PTAへの支援事業

    ・市郡連研修補助事業
    ・小規模単位PTA支援事業
    ・市郡連事務局充実事業(一般・特会)

  6. 家庭・地域との連携と地域活動の活性化事業

    ・「学力向上」「家族でホッとタイム」「あいさつ運動」
    ・「早寝・早起き・朝ごはん」の啓発活動
    ・デジタルシチズンシップ教育の実践
    ・三行詩コンクールの実施

  7. 児童生徒の安全・安心を守る事業など

    ・「県下一斉安全指導」(6月・9月)
    ・佐賀県PTA安全互助会
    ・小中学生総合保障制度加入奨励・促進
    ・いじめを防止するための取り組み「いじめ防止標語コンクール出品奨励」
    ・防災マップコンクール出品の奨励
    ・あんぜんMYマップ取り組みの紹介

  8. 保険事業

    ・佐賀県PTA安全互助会(安全互助会「しおり」配布・問い合わせへの対応)
    ・小中学生総合保障制度加入促進(理事への制度説明)
    ・「日本PTA全国協議会・団体個人情報漏えい補償制度」加入奨励

  9. 連携・協力推進事業

    ・市郡連PTA協議会と教育委員会と包括協定を締結し、共同で事業を行う

子供たちのための働き方改革決議

 社会の急激な変化が進む中で、子供が予測不可能な未来社会を自律的にたくましく生き抜き、社会の形成に参画するための資質・能力を育成するため、学校教育の改善・充実が求められています。
 本来、家庭で行うべきしつけが学校や社会に転嫁される傾向もあり、学校に求められる役割はより拡大しており対応しなければならない課題はより複雑化、困難化しています。そのような中、先生方一人一人は子供の状況を総合的に把握することは言うまでもなく、通学路の安全確保や、夜間の巡回指導等、学校外でも子供の活動に対応しており、このような我が国ならではの独特な学校教育は子供の人格的成長に大きな役割を果たしており、国際的にも評価されています。
 こうした先生方の献身的な取り組みは、日本の学校教育の高い成果に貢献している一方で、大きな負担を強いている状況にあります。このような「日本型学校教育」の良さを維持しながら現状に合わせた体制をつくるためには、学校や先生方が担ってきた業務に係る役割分担の見直しや効率化を進め、業務を軽減することが必要不可欠です。先生方が心身ともに余裕をもって、本来行うべき子供たちへの学習指導や生活指導ができない現状が教育活動の効率化を妨げ、子供たちにも様々な影響を及ぼしています。
 このような現状を鑑み、先生方と子供たちの生き生きとした教育活動を取り戻し、子供たちのための望ましい教育環境を整備するため、佐賀県PTA連合会として「子供たちのための働き方改革」に関して以下のことを決議します。

一 私たちは、家庭で行うしつけと学校で行う指導を明確に区別し、家庭でのしつけは 家庭で責任をもって行います。
一 私たちは、市町の教育委員会と包括・連携協定を締結し、教職員の働き方改革について学校業務の見直しのため活動します。
一 私たちは、学校と連携し教職員の業務軽減に関する具体策を速やかに話し合い、PTAから具体策を投げかけます。
一 私たちは、校区内の様々な団体との交流を図り、コミュニティースクールや地域の学校の共同活動を通じて学校教育への理解と協力を求め、子供たちのための望ましい教育環境の整備のために速やかに活動します。
一 私たちは学校と日常的に情報を共有し、PTAに対し相談を受けた場合は、丁寧に関わっていきます。