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佐賀県PTA連合会
2015年01月16日
平成26年度佐賀県PTA連合会・佐賀県高等学校PTA連合会と退職校長会との教育懇談会が開催されました。
この会は、佐賀県の子どもたちの様子や教育の現状について意見交換し、退職された校長先生方の学校応援団としての活動に役に立てるとともに本県の子どもたちの今日的な課題の確認をすることを目的として毎年開催されています。
今年度は県P連8名・高P連5名、退職校長会9名、合計22名で行われました。
講師に佐賀県教育庁学校教育課福地昌平課長をお招きして「佐賀県の児童生徒の事態と課題について」と題して講演をお聞きしました。
①小中高校生の実態
(いじめについて)
いじめの認知件数は増加したが全国的に見れば低い水準である。今後とも学校での教育相談体制の充実、未然防止、早期発見・早期対応、再発防止に向けた取り組みの充実を図っていく。
(暴力行為)
近年増加傾向にある、特に中学校においては女性の先生への「対教師暴力」が増加している。
生徒指導の充実、わかる授業の再構築や生徒同士の関係性の高まりを意図した授業づくり、生徒会活動等の自主的な活動の充実も必要である。また学校と保護者の連携を高める取り組みの充実を図っていく。
(不登校)
不登校児童生徒数はやや増加傾向である。今後もスクールカウンセラーや関係機関との連携が大切である。高校進学につなげる学力の向上も課題である。
「不登校対策推進事業」「スクールカウンセラー配置事業」「スクールソーシャルワーカー活用事業」などの事業を継続して取り組む。
(中途退学者)
中途退学者数は平成24年度に比べて25年度は大幅増加であるが、通信制課程の在籍8年以上経過し在学の意思の確認が取れない生徒を除籍として計上したから増えている。
中途退学の地涌、原因は生徒によって様々だが、今後も、個別の生徒にきめ細やかな指導をし、退学後の進路の紹介や情報提供などの説明など学校へ指導する。
①子どもたちの様子
とても幼稚・自己中心的・集中力がない・ストレス体制が低い・少しのことで落ち込み、思考や行動力が低下する・「我慢」ができない子が増えた。
親の過保護、過干渉、過剰な期待や放任により、子どもたちは受け身的な生き方になり自立性や主体性が希薄になっている。
電子機器の普及により直接を目と目を合わせたコミュニケーションが苦手で、言われて嫌な事されて嫌なことが分からず簡単に人を傷つけることが多い。人の心の痛みに鈍感。他人は簡単に傷つけるが自分がされたらひどく傷つく。
得意なことにおいては頑張れるが、苦手なものへの取り組みは大粘りがない。自分の意志で決めることが苦手。
他者との関わりの中で、自分を意識させる。
他者との関わりを求めていく意識を持たせる。
教育とは
個人の価値を尊重して、職業及び生活との関連を重視し、公共の精神の基づき主体的に社会の形成に参画し、自然を大切にし、伝統と文化を尊重し…国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う。
・積極的にかかわっていく姿勢を失わない
(見守り・声掛け・話しかけ・いつも膝を交えて話し合う)
・他とのかかわりの中での自分という意識を養う
(文化・伝統・公共・環境の中で個は存在する。)
・一人で抱え込まず、チームで対応する
(家族の連携・学校と家庭の連携・担任同士の連携・教科間の連携・それぞれが話しやすい環境づくり)
・家事の外部化
・おふくろの味、家庭団欒 ・・・・・ お惣菜の購入、外食の日常化
・家で洗濯 ・・・・・・・・・・・・ コインランドリーの活用
・日曜大工 ・・・・・・・・・・・・ ホームセンターで購入
・家庭学習 ・・・・・・・・・・・・ 塾で学習
・家庭で躾を ・・・・・・・・・・・ 学校で躾を?
家庭は居心地のいい空間であってほしい・・・煩わしいことは外部発注???
さらに家庭でのしつけや親子での様々な活動を通して親は子供に関わって欲しいなど、教育に対する熱い思いが伝わりました。
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平成26年度佐賀県PTA連合会・佐賀県高等学校PTA連合会と退職校長会との教育懇談会が開催されました。
この会は、佐賀県の子どもたちの様子や教育の現状について意見交換し、退職された校長先生方の学校応援団としての活動に役に立てるとともに本県の子どもたちの今日的な課題の確認をすることを目的として毎年開催されています。
今年度は県P連8名・高P連5名、退職校長会9名、合計22名で行われました。
講師に佐賀県教育庁学校教育課福地昌平課長をお招きして「佐賀県の児童生徒の事態と課題について」と題して講演をお聞きしました。
【福地課長様の講演の要旨】
①小中高校生の実態
(いじめについて)
いじめの認知件数は増加したが全国的に見れば低い水準である。今後とも学校での教育相談体制の充実、未然防止、早期発見・早期対応、再発防止に向けた取り組みの充実を図っていく。
(暴力行為)
近年増加傾向にある、特に中学校においては女性の先生への「対教師暴力」が増加している。
生徒指導の充実、わかる授業の再構築や生徒同士の関係性の高まりを意図した授業づくり、生徒会活動等の自主的な活動の充実も必要である。また学校と保護者の連携を高める取り組みの充実を図っていく。
(不登校)
不登校児童生徒数はやや増加傾向である。今後もスクールカウンセラーや関係機関との連携が大切である。高校進学につなげる学力の向上も課題である。
「不登校対策推進事業」「スクールカウンセラー配置事業」「スクールソーシャルワーカー活用事業」などの事業を継続して取り組む。
(中途退学者)
中途退学者数は平成24年度に比べて25年度は大幅増加であるが、通信制課程の在籍8年以上経過し在学の意思の確認が取れない生徒を除籍として計上したから増えている。
中途退学の地涌、原因は生徒によって様々だが、今後も、個別の生徒にきめ細やかな指導をし、退学後の進路の紹介や情報提供などの説明など学校へ指導する。
【生きる力の不足】
①子どもたちの様子
とても幼稚・自己中心的・集中力がない・ストレス体制が低い・少しのことで落ち込み、思考や行動力が低下する・「我慢」ができない子が増えた。
親の過保護、過干渉、過剰な期待や放任により、子どもたちは受け身的な生き方になり自立性や主体性が希薄になっている。
電子機器の普及により直接を目と目を合わせたコミュニケーションが苦手で、言われて嫌な事されて嫌なことが分からず簡単に人を傷つけることが多い。人の心の痛みに鈍感。他人は簡単に傷つけるが自分がされたらひどく傷つく。
得意なことにおいては頑張れるが、苦手なものへの取り組みは大粘りがない。自分の意志で決めることが苦手。
【生きる力を育てる】とは???
他者との関わりの中で、自分を意識させる。
他者との関わりを求めていく意識を持たせる。
教育とは
個人の価値を尊重して、職業及び生活との関連を重視し、公共の精神の基づき主体的に社会の形成に参画し、自然を大切にし、伝統と文化を尊重し…国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う。
【子どもたちへの関わり方(保護者の皆さんや先生たちへ)】
・積極的にかかわっていく姿勢を失わない
(見守り・声掛け・話しかけ・いつも膝を交えて話し合う)
・他とのかかわりの中での自分という意識を養う
(文化・伝統・公共・環境の中で個は存在する。)
・一人で抱え込まず、チームで対応する
(家族の連携・学校と家庭の連携・担任同士の連携・教科間の連携・それぞれが話しやすい環境づくり)
【保護者意識の変化の背景】
・家事の外部化
・おふくろの味、家庭団欒 ・・・・・ お惣菜の購入、外食の日常化
・家で洗濯 ・・・・・・・・・・・・ コインランドリーの活用
・日曜大工 ・・・・・・・・・・・・ ホームセンターで購入
・家庭学習 ・・・・・・・・・・・・ 塾で学習
・家庭で躾を ・・・・・・・・・・・ 学校で躾を?
家庭は居心地のいい空間であってほしい・・・煩わしいことは外部発注???
さらに家庭でのしつけや親子での様々な活動を通して親は子供に関わって欲しいなど、教育に対する熱い思いが伝わりました。